考察コーペレーション!

ツイステッドワンダーランドの考察サイト。性格がてんで違う友達ふたり、あおばとみどりで運営してます。

轟雷ロイヤリティー!ーセベクについての考察ー

はじめは「え…この子、声が大きいってことと、若様絶対忠誠しか、個性ないの…?」とセベクに戸惑いを感じた、私、みどり。
それが今となっては、パーソナルストーリーの端々にいるセベクを見ては「かわいいっ」となり、「ほーら!飴だよーー!」とGroovyさせる日々でございます。
そんな、人をダメにする、忠誠心のかたまり・セベクについて、今日は考察をしていきたいと思います。

ここからは色んなキャラのパーソナルストーリーやイベントストーリーのネタバレがありますので、「困る!」という方は回れ右でお願い致します。


目次
・生い立ちについて
・種族はなにか
・描かれ方
・気になる発言


◯生い立ちについて
・生育環境
ここで特筆すべきなのはやはり、セベク(制服)のホーム台詞、「茨の谷では同世代の知り合いはシルバーしかいなかった」になるでしょう。
これについては

①茨の谷では長らく子どもが生まれなかった時期がある
②セベクとシルバーは、同世代と隔絶されて育てられており、その存在を知らない
③茨の谷では妖精が希少な存在になっている

という、みっつの可能性が大まかに想定できると思います。

①については「戦乱の時期だった」ことが考えられると思います。シルバーが「マレウス様と親父殿あっての命」と言っているように、どうも彼らの幼少期、茨の谷は動乱期にあったようです。
②については、たとえば「マレウスの遊び相手として、城の中で育った」とか、「なにかから(おそらく人間から)守るためにかこわれて育った」という推測が成り立つと思います。原典『眠れる森の美女』では、オーロラがブライア=ローズと名を変えて、森の奥でこっそり育てられますよね。そのイメージに近いのはこれかなと思います。
③については、「同世代」自体は存在しているが、セベクがそれを「知り合い」とは呼びなしていない、というパターンですね。この場合、セベクが「知り合い」と認めていない同級生はやはり、人間(シルバーを除く)なのかなあと思います。

同世代…が何歳差までの人を指して言っているのかは不明ですが、仮にNRCに同時期に在籍できる前後3歳差、と考えてみましょう。
セベクのホーム台詞(実験服)に「さっきの授業の内容、僕はミドルスクールで習ったぞ?」というものがあります。私たちの生きる世界でのミドルスクールは、位置付けとしては日本の中学校にあたるもの、エレメンタリースクール(小学校)とハイスクール(高校)の間にあるものです。厳密には、国や地域によって通う年齢層や期間が異なるのですが…。(なお、ジャックのおめかしバースデーでは、6歳になる弟がミドルスクールに上がる、と言っています。ツイステッドワンダーランドでも学校制度の違いに地域性があるのか気になるところです…)ここでは仮にセベクが13~15歳までミドルスクールに通ったとしましょう。前後3歳差以内の「知り合い」がシルバーしかいないとなると、セベクは学年でポツンとひとり過ごしていたことになります。
もし、「知り合いはシルバーしかいない」というのが、「同世代が存在しなかった」という意味なら、日本の分校のような感じで過ごしていたかもしれませんね。学年は違うけど、シルバーと同じ教室…という感じ。その場合、最後の1年はシルバーがいないから、ひとり卒業式だったのかなあ…ぅ、涙でスマホが見えなくなりそうですが、がんばって考察を続けましょう。
剣の修行(魔法もなのかなあ?)はリリアにつけてもらってたわけですから、シルバーとはかなりの時間を共有してきたのでしょう。

こうしてみると、セベクにとって、忠誠を誓った若様・師匠であるリリア・兄弟子にあたるシルバー、この3人が自分の「世界」を構成する「すべて」に近い存在だったことが伺えます。
だからこそ、「マレウスによって作られた存在説」が出ているのかもしれませんね。
しかし、そんな彼にも「家族」がいることがイベント中に判明しました。

・家族構成
これについては本当につい最近、イベント『スケアリーモンスターズ』の中でマレウスが「血の気の多さは祖父に似たのか?」と言っている通り、「祖父」が彼にいることが判明しました。となると、セベクは父母がいて、祖父母がいて…という一般的な家族構成のもと育ったようです。「同世代の知り合いはシルバー以外いなかった」わけですから、セベクは一人っ子か、だいぶ年の離れた兄弟がいるか、どちらかだと考えられるでしょう。
セベクが一人息子だなんて、私だったらもう、あったかいごはん食べさせて、あったかいお布団で寝かせて、猫可愛がりすること確定ですが、どんなお母様なのでしょうね。「描かれ方」の項でくわしく述べますが、あの素直な性格を形成したご家庭なので、なんとなく人を疑うことを知らなくて済むほど、かわいがられて育ったのかなあと私は思っています。
かわいいからしょうがないですよね、かわいがっちゃいますよ、それは、ええ。

さて、マレウスがセベクの祖父の人柄を知っているわけですから、セベク祖父はマレウスに近しい存在だったことが考えられるでしょう。それこそ、そのおじいちゃまが「マレウス様を守れる強さを」とセベクに教えたのかもしれません。
ただ、幼少期に茨の谷が動乱期にあり、ジグボルト家が領主を守る立場にあったのなら、セベクが小さいときにお父様、おじいちゃまが亡くなってる可能性はありますね。
それでリリアに師事することになったのかな、と私は考えています。

◯種族はなにか
セベクのアイコンはマレフィセントの操る雷ですが、これはちょっとレアケースですよね。今のところ、「キャラクター」をモチーフに持たないキャラはエペル、セベクだけのように思います。(リリアが微妙なところですが、それはまた別の記事にしたいと思います)
そしてなにより、セベクには各考察サイトを困らせる外見的特徴があります。

それは、セベクには人間と妖精、両方の特徴があるというものです。これはセベクにだけ見られる特徴です。
『ツイステッドワンダーランド』の妖精は皆とがり耳ですが、セベクは丸い人間の耳です。
一方、瞳はマレウスやリリアと同じく縦長の瞳孔(瞳の中心部分)で、これは妖精の特徴と言えます。マレウス、リリアとの違いは、虹彩(瞳孔のまわりの〃描写)が濃く描かれていることです。
たしかに監督生のことも「人間」呼ばわりですし、人間を見下す描写が多いので、少なくとも「ふつうの人間」ではないのだと思います。
馬術部の馬がセベクにおびえると言っているので(セベク・運動着ホーム台詞)、只者ではないのでしょう。

だからこそ、「マレウスが作り出した命(マレウスの魔法である雷モチーフのため)」、「ワニ(の妖精?獣人?)である(エジプト神に同名の神がおり、その頭がワニであるため)」など、考察サイトが諸説紛々になるのでしょうね。

さて、このなかなかハッキリしない『セベクの種族はなにか』問題に、今日もギャアアアアとハマっていきたいと思います。

現在のところ、私は以下の可能性を考えています。

★なんらかの爬虫類の妖精と人間のハーフである
セベクはバトル開始時に「丸のみにしてやる」と言ったり、ホーム台詞(実験着)で「温室の環境は最高だな。あったかくて、湿っていてリラックスできる」と言ったり、爬虫類の特性を思わせる発言をします。候補として挙げられる爬虫類としては、蛇か、トカゲか、ワニなのかなあ…と思うのですが、いかがでしょう。
個人的にはワニがいちばん原典に沿ったモチーフになるのかなあと思っているのですが、蛇、トカゲも候補として残しておきたいと思います。

まず、私がなぜ彼を「妖精と人間のハーフ」と考えたかご説明しましょう。

みなさんはフランスの民話に現れる、「メリュジーヌ」という半妖半人をご存じですか?
メリュジーヌは泉の妖精を母に、スコットランドの王を父に持つ、妖精と人間のハーフです。
メリュジーヌは人と恋に落ち、富をもたらし、10人の子宝にも恵まれますが、その婚姻の際、「土曜日に沐浴をするので、それをのぞかないこと」という条件を出していました。『つるのおんがえし』感のある展開ですね。しかし、夫は悪い噂を耳にしてしまい、その約束を破って沐浴を覗いてしまいます。すると、メリュジーヌは上半身は美しい女性だったが、下半身は大きな蛇だった…というのが、メリュジーヌの民話の見所です。もっと知りたい方は、フランスの民話を集めた本や、妖精の本をご覧頂けたらと思います。ポピュラーな話のようで、色々な本にとりあげられていました。
メリュジーヌの姿にはいくらかバリエーションがあって、上述のように「上半身は完全に人」の場合もあれば、「背中にドラゴンの翼が生えている」という伝承もあるらしく、ドラゴンと縁のある存在でもあります。
ここに、セベクの「人間と妖精、両方の特徴を持つ」という外見を考えると、セベクもこのような半妖半人なのではないかなとみどりは思っています。『眠れる森の美女』はフランスの詩人、シャルル・ペローがまとめた民話のひとつですので、フランスの伝承からなんらかのインスパイアをされていてもおかしくないかなとみどりは考えております。
このメリュジーヌに完全に準拠するなら、「蛇の妖精と人間のハーフ」ということになるでしょう。

では、他の妖精とのハーフである可能性も検証しておきたいと思います。

まずはトカゲについて。
恐竜の名前に「~サウルス」とつきますよね。あれはラテン語で「トカゲ」を指す言葉なのですが、日本語にするときは「~竜」と訳されます。たとえば「ブラキオサウルス」(首がなが~い恐竜です)は、「雷竜」となります。雷…、セベク考察では見逃せない言葉ですね、ただブラキオサウルスはたかーいところの葉っぱをモリモリ食べているおっとりさん…のようですので、セベクとはイメージが合わなさそうです。ですので、ブラキオサウルスは一回置いておいて。
ともかく、ラテン語を日本語にする際、「トカゲ」が「竜」となります。そのため、偉大なるマレウス・ドラコニア様(ってお呼びしろとセベクが言ってました)に縁のある爬虫類としてトカゲを候補にあげます。

次に、私が一番可能性が高いのではないかと思っている、ワニについて。
原典『眠れる森の美女』を見ますと、マレフィセントの数いる配下の中にワニのような小悪魔のような、ちょっとかわいいのがいます。16年、ゆりかごの中を探し続けていたという、あの配下のものたちですね。そのうちのひとりです。
他にも豚っぽいの、鳥っぽいの、人っぽいのもいるのですが、「丸飲みにしてやる」と言いそうなのが、このワニ頭ちゃんです。この子をモチーフとして取り入れたと考えると、ワニの頭を持つエジプト神・セベクを名前の元ネタに選んだ、という形で整合性が取れると思います。
また、このマレフィセントの配下たちはみなモスグリーンの身体にオリーブ色の瞳が爛々と光っています。カラーリング的にもセベクに近いと言えそうです。

さて、では、どうしてそのような出生…半妖半人となるに至ったのか…が気になるところですが、これもまた、茨の谷における「妖精ー人間」の対立が絡みそうなので、リリアかマレウスの記事でそのあたりは考えたいと思います。

◯描かれ方
これについてはリリアじゃなくても「お前は本当に可愛い子じゃな」(セベクおしゃべりより)の一言に尽きるので、もうどこから整理していいか分からないのですが、「セベクかわいいと思ったことないんですけど…」という方にも、彼のかわいさを感じて頂けるように尽力して参りましょう。

・茨の谷でマレウスたちとの学園生活を夢見た1年間
マレウス、リリアが三年生、シルバーが二年生ですから、セベクには「敬愛する若様にもリリア様にも、そして唯一の同世代の知り合いであるシルバーにも会えない」、さみしい1年間があったことが推察されます。
「入学前の1年間、1人でも修行は欠かさなかった。僕もこの学園に入学できると信じていたからな」(式典服・ホーム台詞)と、「なんてことない」といった感じに言っていますが、闇の鏡による寮分けでは、(リドル・式典服)

「や、ややややった~!!!!若様と同じ寮だ!!!!」

と、ベソかきながら言ってますので、実際は1年間「黒い馬車は僕のことを迎えに来てくれるだろうか」「若様やリリア様、シルバーがいるディアソムニアに入れるだろうか」という不安があったんじゃないかなあと思います。かわいいですね。
ちなみにこのあと彼は迷子になって、そこでも泣きべそかきます。(ジャミル・式典服)かわいいですね。

セベクの式典服カードはディアソムニアカラーのマジカルペンを大事そうに、そして真剣な眼差しで抱き締める構図になっています。その表情の向こうには、茨の谷で「1人で」、夢見た学園生活がいよいよ始まることへの深い感動と「若様をお守りする」という強い決意があるのでしょう。かわいいですね、かわいくて泣けてきますね。


・とにかく素直!
「若様とお呼びしていいのは臣下だけだ!『偉大なるマレウス・ドラコニア様』とお呼びしろ!」、など尊大な態度が目立つセベクですが、一方で素直すぎるほどに素直な顔も持っています。
リドルの騎乗スキルを見るや否や、馬術部への入部を即決するなど、いいものはいいとすんなり認めますし(リドル・式典服)、
リリアが適当に言った「合理的な栄養摂取」をバカがつくほど真面目に実践しています(セベク・運動着)。
とにかく素直で、リリアに至っては分かって騙しているようですね。「また僕を騙したのですか?」とセベクがベソかいています。それに対して「それを完食したら、口直しに菓子でも買ってやろう」という対応をリリアがしてしまうのも、これはもうセベクがかわいいから仕方ないですね。
あんなに立派な体躯なのに、どこかあどけなさが抜けない、そんな人物としてセベクは描かれています。
主従関係つながりで、ジャミルといっしょにエピソードに登場することが多いのですが(お互いの式典服エピソードに登場しあっています)、「人を疑うという発想がない」という点でもジャミルとは対照的ですよね。
茨の谷が動乱期にあったことを除いては、おだやかな少年期を送ったのではないかと私は思っています。

・実は食いしん坊
飛行術の授業では「お腹が鳴った」と言い、錬金術の授業では「お腹が空いた……」と言うセベク。「腹」ではなく、「お腹」です。かわいいですね。
イベント『スケアリーモンスターズ』でもエースに「てめーは大食いなんだから」と言われています。育ち盛りの男子高校生に「大食い」と言われているのですから、本当によく食べるのでしょう。一升炊きの炊飯器でごはんを炊いてあげたいですね。
ちなみに嫌いな食べ物は「ブラックコーヒー」です。「コーヒー」と言っていないので、お砂糖かミルクがあれば飲めるんだと思います。かわいいですね。


◯気になる発言
さて、最後に今後のストーリーに関わってきそうな重要そうな台詞を見ていきましょう。

・「いつでも若様の楯となり、剣となるべく、身体を鍛えている」(運動着・ホーム台詞)
原典『眠れる森の美女』での楯と剣といえば、妖精がフィリップ王子に与えたものです。フィリップ王子はこのふたつを携えて、ドラゴンとなったマレフィセントに立ち向かいます。となると、セベクの発言は原典とはむしろ逆の内容になっていると言えるでしょう。これも「ねじれた世界」の一端なのか…。ディアソムニア編、本当に待ち遠しいです。

・「人間は強欲だ」
リリアが錬金術の授業中に「人間の欲とは…」「欲が人を堕落させる」と言うのですが、セベクもその影響を受けているのか、「人間は強欲だ」と口にします。
これについてはやはり、セベクとシルバーの幼少期に茨の谷で起きていたことが深く影響していそうです。
これらの発言を鑑みると、「人間の『欲』のために、妖精たちが被害を受けた」と考えるのが自然そうですが、いかがでしょう? ディアソムニアの4人がどんな歩みを辿ってきたのか、大変気になります。


ということで、セベクについて私なりに考察してみましたが、いかがでしたでしょうか?

セベクのかわいさを、少しでも感じて頂けたなら嬉しいです!(あれー!?本題はー!?)

最後に私から申し上げたいことはひとつ。

セベクはかわいいですぞ。

以上、キャラ考察担当・みどりがお送りしました!(み)

寒冷コーラルリーフ! ―珊瑚の海はどこか?―

こんにちは。暑さ寒さに弱い、あおばです。そろそろ冬眠しようかと思います。

さて、本日は、「想像より寒くて暗いと思うのではないでしょうか(ジェイド:制服)」と紹介される、珊瑚の海のモデルを考えてみました。

「珊瑚の海」の位置についてまず大きな手掛かりは、「アズールと僕たち兄弟の故郷は珊瑚の海の中でも北の方でして。この時期は海面が流氷で覆われるんです(4章4話)」「氷が溶けた春休みに帰ることにしてんだ(4章4話)」という説明である。北が流氷に覆われる、というところから、北にいくほど寒い、ということが分かる。つまり、地球と同等の条件であれば、北半球にあると考えられる。また、冬は流氷に覆われ、春になると氷は溶ける。この条件に沿って、モデルの候補を北半球から探していこう。

 

アトランティカ記念博物館」は、リトルマーメイドの舞台になった深海の王国「アトランティカ」を記念したものと考えて良いだろう。ディズニー映画「リトルマーメイド」の舞台であるアトランティカの位置は、カリブ海であるように思われる。セバスチャンはカリプソを愛し、カリビアン訛りで喋る。珊瑚礁や魚の雰囲気も申し分なくカリブ海だ。ベネズエラトリニダード・トバゴあたりに接する位置であると思われる。北大西洋アメリカ側だ。これを一つ目の候補とする。

 

一方で、アトランティカが”アトランティス”を指すとするなら、どうか。アトランティスは「ジブラルタル海峡のすぐ外の大西洋」に沈んだ大陸である。これは北大西洋を渡ってアフリカ側だ。アズールの実家は「リストランテ」であるが、リストランテはイタリア語でレストランの意味である。おそらくイタリアンのレストランなのであろう。ジブラルタル海峡を一歩入れば地中海である。イタリアンレストランが世界のどこにあっても構わないが、もしイタリアにあるなら、アズールの実家は地中海であろう。地中海からジブラルタル海峡周辺のエリア、これを二つ目の候補とする。

 

しかし、カリブ海にしても地中海にしても、流氷は見られない。河川からの流入も期待できない。流氷の存在を前提とするのであれば、アズールたちの実家がカリブ海または地中海付近であるとは考えにくい。もっと高緯度の海域でなくてはならない。


そこで三つ目の候補である。リトルマーメイドの原作とされる「人魚姫」、著者のアンデルセンデンマークの出身である。有名な「人魚姫の像」はコペンハーゲンにあり、位置としてはバルト海と北海を結ぶエーレスンド海峡に面している。バルト海の北部~北海は冬に凍結するため、このエリアが「珊瑚の海」だと仮定してもよさそうだ。バルト海オホーツク海ぐらいの緯度なので、「意外と寒い」。というかそのぐらい寒くないと流氷は流れてこない。

しかし、そんな寒いところにサンゴは生息するのだろうか?


サンゴ礁のサンゴ、すなわち造礁サンゴは、共生する褐虫藻光合成をおこなわせるため、水深40m未満で光の届く透明度の高い場所と、18〜30℃であたたかい海水を好む。このタイプのサンゴは、流氷が流れ着くような水温の場所には生息できない。バルト海は寒く、サンゴ礁はできない。
対して、陰日性のサンゴ、すなわちソフトコーラルの一部や宝石サンゴと呼ばれるものなどの、褐虫藻を共生させないタイプのサンゴは、より寒くて暗い海に住むことができる。光の届かない1000mの深海底に住むものも多い。造礁サンゴのようなボリュームと華やかさはないが、色彩はなかなかである。北極圏の薄暗い海でも色鮮やかなソフトコーラルなどが見られるため、このタイプのサンゴが生えていれば、「サンゴの海」を名乗ることはできよう。

 

では、造礁サンゴの生息できないエリアに、タコやウツボは住めるのか?

 

ウツボは様々な種を含むが、いずれも温暖な海の浅瀬にしか生息せず、バルト海や北海で出会うのは厳しそうだ。

タコの分布は種により異なるが、イタリアでもノルウェーでも釣れるのだから、北海にもいると思われる、たぶん。分かんない。しかし、アズールとリーチ兄弟は人魚であって魚介類ではないので、生物としてのタコやウツボの生息域は手がかりとしては弱いのかもしれない。


以上の考察から、ここでは、アズールとリーチ兄弟の出身地である「珊瑚の海」は、人魚姫の祖国デンマークを囲む「バルト海~北海」に近い領域であると結論づけたい。現段階で直接の描写はないが、「リトル・マーメイド」の舞台=アズールらの出身地であるということが確定すれば、「人魚の海」は「北大西洋」に相当するエリアということになるだろう。

機巧ハートウォーミング!ーオルトについての考察ー

さて、スケアリーモンスターズ真っ只中ではありますが、5章の次に来るであろう、イグニハイド編に備えて、今日は謎多きキューティー蒼井翔太さんボイス・オルト君について考察しておきたいと思います。
先日、相方・あおばたそと『ヘラクレス』上映会もしまして、それをふまえた考察になっています。パーソナルエピソードの内容や過去イベントストーリーもふんだんに出てきますので、イデア&オルト兄弟のカード収集が進んでいない方や、『ヘラクレス』をご覧になったことがない方は回れ右でお願いします。

だいじょうぶな方はこの兄弟の尊みに、共に涙しましょう。ハンカチ持参でよろしくお願いします。


目次
・生い立ち
・モチーフはだれか
・描かれかた
・今後の展開


〇生い立ち
オルト(実験着)の台詞で「僕を作った兄さんの方がすごいよ」と言ってますので、イデアが作った「なにか」であることは間違いないでしょう。
イデア(式典服)でリドルが「あのロボット」と言っているように、周りはロボットだと理解しているようですが、イデア先輩の技術力、オルト君の胸でドキドキと脈打つ炎、などを鑑みると、「(一般的な)ロボット」とは一線を画す存在かもしれません。
ちなみにイベント『星に願いを』で、イデア自身も「宇宙と人型ロボのコラボはロマンですし」と言ってるのですが、彼の場合、このあとに「(といっても、オルトきゅんはただの人型ロボではなく拙者が持ちうる技術を結集させた◯◯と言った方が正確なんですけどね!)」とか思っていてもおかしくはないかなと思います。
ただし、身体についてはアズール(実験着)でグリムが「オルトって本当にマシンなんだな」と言っているように、やはり完全な機械で、臓器などは一切含まないもののようです。
ですので、見た目では分からない要素、たとえば「魂」などがあの身体に宿っている可能性はあるかなというのが、みどりの見解です。

『星に願いを』で、レオナに「弟はお前と性格が全然違うな」と指摘された際に、イデアは「オルトは素直で明るくて人見知りもしない。今のオルトもその性格は継承していて…」と答えます。
「継承」ということは、元となるものがあり、「今のオルト」はそこからなにかを引き継いでいる、ということ。ここでは「オリジナルオルト」とも呼ぶべき存在が先にいて、今の機械のオルトへ「性格」をなんらかの方法で引き継がせた、というニュアンスが感じられます。

私はツイステを始めた当初、オルトはイデアが作った助手ロボットのようなものなのかなと思っていました。(弟というのは架空の設定、ということ)
しかし、『星に願いを』で、ふたりは『スターローグ』というゲームについての「思い出」を語り始めます。イデア(星送りの衣)の台詞です。

「兄さん、本当に好きだよね。そのレトロゲーム。」
「オルトも好きだったろ?2人で何度全クリしたことか。」
「やりすぎて、ゲーム機の電源コード隠されたこともあったっけ」

これはまさに「オリジナルオルト」と、イデアの思い出だと言えるでしょう。きっとどこのご家庭でも一度はある、電源コード隠しが微笑ましい思い出です。
このやりとりのあと、イデアはこう思います。

「(……オルトがあの祭りに真剣なのは、拙者の願いを叶えたいから)」
「(そして、'今の'オルトと僕の思い出(メモリー)を増やしたいからだ)」

さて、ここで問題なのは「オリジナルオルト」とはなんだったのか、です。生身の人間「オルト=シュラウド」がいたのか、それともオルト初号機的なものがいたのか。
ここで重要台詞がオンパレードのオルト(実験着)の台詞を見てみましょう。

オルトを前にイデアが、
「お前にこんなにたくさんの機能をつけて、僕はなにがしたかったんだろう。最先端の医療ツールなんか今更つけても意味なんかないのに…」
「だって……、だって、元はといえば、僕が……」
とうなだれます。

ここで重要になるのが、リリースカウントダウンイラストに添えられた台詞です。攻略サイトなどに残されてますので、探してみてください。
オルトの台詞は「キミは生きてる人?だったら兄さんの友達になってよ」でした。

これに前述の内容をふまえると、

★オリジナルオルトと呼ぶべき存在はもう亡くなっており、その原因にはイデアが関わっている
★オルトの死は医療介入で避けられたかもしれない
★オルトの現在の身体に、生身(脳や心臓などの臓器)はなさそう
★オルトは兄さんに「生きてる『友達』」が必要だと思っている

というパーソナリティーが推察できると思います。
原典『ヘラクレス』では「星」が重要なモチーフになっていますが、それを考えると、イデアとオルトの「これまで」を垣間見せるのに『星に願いを』ほど適格のイベントはなかったのでしょうね。
私は問題解決の方法といい、『星に願いを』は大好きなイベントでした。相方・あおばが、そのときはまだツイステをしていなかったので、運営さん、早くイベントの復刻してくださいまし。

〇モチーフはだれか
さて、これについてはどこの考察サイトも難航していて、地獄の番犬・ケルベロスの弟「オルトロス」が名前の由来だろう、ということにのみ言及している方が多いかなという印象です。
今回はあえてその「考察沼」にギャアアアとハマりながら、更に深い検討をしていきたいと思います。(ズブズブズブ)

結論から申し上げると、私は『ヘラクレス』の主人公、「ヘラクレス」がオルトのモチーフなのではないかと考えています。
理由をあげていきましょう。

★「永遠の命を奪われたヘラクレス」と「永遠の命(身体)を与えられたオルト」というツイステッドとして読み解くことができる
原典『ヘラクレス』で、ヘラクレスはハデスにより神の子の身体(永遠の命の身体)を、人の子の身体(有限の命の身体)に変えられてしまいます。
原典でヒーローであったキャラをモチーフに持つ人物に「ツイステッド(設定のねじれ)」が起きていると考えられることについては、カリムきゅんの考察記事で書きました。よければぜひ、そちらとあわせて読んで頂きたいのですが、さておき。
『ツイステッドワンダーランド』という作品は、原典のストーリー展開や台詞を、非常に大切になぞっています。
オルトがヘラクレスモチーフだとすると、この冒頭の展開がキレイに回収されることになります。

★「ハデスを滅ぼす存在」から「イデアを支える存在」へのツイステッドとして読むことができる
原典『ヘラクレス』では、ヘラクレスはハデスの野望を打ち砕くと予言された存在でした。(だからこそハデスはなんとかしてヘラクレスを排除しようとしたわけです)
オルトはむしろ、その逆で、「兄さん」が大好きで、おかあちゃんかしら?というくらいイデアのことを気にかけています。(詳しくは次項)
私がこのブログで度々申し上げている「原典主人公をモチーフに持つキャラに起こるツイステッド」が、意図的に設定されてるなら、これもヘラクレスのツイステッドとしてみていいのかなと思います。

★強靭なパワー
ヘラクレスは腕っぷしの強さ、オルトは搭載してるアタッチメント(主に魔導エネルギー砲)の強さという違いがありますが、一応「見かけによらないパワーの持ち主」という共通項があります。
ヘラクレスは赤ちゃんの段階で、ハデスの指を赤子の手をひねるようにメシャッとしますし(赤子なのに)、オルト君はキュートな見た目の割に兵器ばりの機能を搭載していますよね。

★素直で明るい性格
原典『ヘラクレス』のヘラクレスは、少年期こそ友達のいない自分をふりかえり、「ここは僕の居場所じゃないような気がする」とこぼしたりもしますが、基本的には明るい性格をしています。
ヒロイン・メグも「彼は正直で、私を裏切ったりしない」と言っています。
「子どもらしさ」の表現としての、素直さ、明るさかなとも思いますが、ヘラクレスの性質を表現しているとみてもいいのかなというのが私の見解です。

〇描かれかた
オルトは『ツイステッドワンダーランド』でも、とても特殊なキャラで、年齢は「不明」(マレウスや、リリアは『???』)、得意科目や好きなものなど、ほぼすべての項目が「なし」となっています。
そのなかで明記されている数少ない情報が、「趣味 ボードゲーム」「嫌いなもの 落雷」というものです。
静電気でデータが飛ぶなんていうくらいですから、そりゃあ落雷は怖いですよね。彼の大事な「メモリー(思い出)」が飛んでしまうわけですから。(そもそも、それだけじゃ済まない気もしますが…)
趣味がボードゲームというところは、イデアボードゲーム部であることを思い起こさせますよね。イデアの方は「趣味 コンピューターゲーム」となっていますから、あえて「ボードゲーム」としているのは、なにか思い出がそこにあるのかもしれません。

それほどにオルトにとって、「兄さん」は大切な存在です。『星に願いを』では、ラギーに「もっと自分の欲望をむき出しにした方がいい」と言われ、心のなかでオルトはこうつぶやきます。

「僕の願い…僕の欲望…」
「それが'兄さん'なんだ」
「兄さんの願いが叶うことが 僕の一番嬉しいことなんだ」

これを読んだとき、私の涙はもうナイアガラの滝でした。
オルトにとっては、「兄さん」こそが、すべての原動力なのでしょうね。


・今後の展開
さて、前述した通り、オルトのカウントダウン台詞は「キミは生きてる人?だったら、兄さんの友達になってよ」でした。
また、オルトはしばしば「兄さんは本当はすごい人なんだ」と言っています。

こうした発言に、ここまでの考察をふまえますと、可能性としては

★オルトの死をキッカケに、イデアの性格が豹変してしまった(前はもっと社交的だった、など)
★自分の存在が兄さんの「足かせ」になっているようにオルトは感じている(オルトとの過去がイデアの行動を制限している、など)

といった関係が、この兄弟の間にはあるのではないかと推察されます。
となってくると、6章では兄弟の過去が明らかにされると共に、イデア、オルトのふたりが互いに互いから「解放」されるという展開になるのかなあと思っています。
イデアはオルトに遠慮せず自己実現し、オルトもイデアの今後を心配せずによくなる…というような感じでしょうか?


ということでオルト=シュラウド君について、考察してみました。
私から申し上げたいのはひとつ。

兄さんとしあわせになって…
思い出もいっぱい作って…

私の願いはただそれだけです!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!(み)

悪行ユーティリティ! ―ユニーク魔法とヴィランズ―

スケアリードレスのイデアの「フヒヒ」が殊更可愛いと感じるあおばです。
猫吸いたいですね。


さて本日は、グレート・セブンをモチーフとしたキャラクターのユニーク魔法について、これまでの傾向を整理し、これ以降の予想を立ててみたいと思います。



以下、本編に関するネタバレを含みます。




現在(2020年11月 / 5章前半まで)のところ、オーバーブロットしたキャラクターはすべて、グレート・セブンであるヴィランズをモチーフとしている。
また、オーバーブロットするキャラクターのユニーク魔法は、原典作品におけるヴィランズの特技または業績をモチーフとしていると考えられる。



【公開されているストーリーについてのまとめ】

1章 
オーバーブロットしたキャラ:リドル
想定されるモデル:ハートの女王(不思議の国のアリス
ユニーク魔法:首をはねろ(オフ・ウィズ・ユア・ヘッド)
ユニーク魔法の効果:対象の魔法を封印する
由来:女王が、アリスをはじめ様々な登場人物の首をはねようとしたことから。

2章 
オーバーブロットしたキャラ: レオナ
想定されるモデル:スカー(ライオンキング)
ユニーク魔法: 王者の咆哮(キングス・ロアー)
ユニーク魔法の効果:対象を干上がらせて砂に変える
由来:スカーが王位を奪ったのち、プライドランドが荒廃したことを指すか?

3章 
オーバーブロットしたキャラ: アズール
想定されるモデル:アースラ(リトルマーメイド)
ユニーク魔法:黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)
ユニーク魔法の効果:契約に基づいて対象の能力を奪う
由来:アースラがアリエルやトリトンと契約を結んで能力を得たことから。

4章 
オーバーブロットしたキャラ: ジャミル
想定されるモデル:ジャファー(アラジン)
ユニーク魔法: 蛇のいざない(スネーク・ウィスパー)
ユニーク魔法の効果:対象の意識を奪い命令通りに動かす
由来:杖を用いて国王を操っていたことから。



【未公開部分に関する予想】


5章

これまでの流れに従えば、オーバーブロットするキャラクターは
「美しき女王」がモデルのヴィルであると予想される。
ヴィルの能力については既に公開されている(本人の説明が正しければ、だが)。
オーバーブロットするキャラ:ヴィル
想定されるモデル:ウィックド・クイーン(白雪姫)
ユニーク魔法:美しき華の毒(フェアレスト・ワン・オブ・オール)
ユニーク魔法の効果:触れたものに呪いをかける
由来:白雪姫に呪いのかかった毒リンゴを与えたことから


6章
ハデスをモデルとするイデアがオーバーブロットするものと予想される。
ユニーク魔法の由来については、以下のような可能性が考えられる。
・巨人や手下を用いていること
 →大型ロボや使い魔などを使役する魔法
・不死のヘラクレスをヒトにし、殺せるようにしたこと 
 →対象の防御を無効化する魔法、弱体化させる魔法
・人質をとって目的を遂げようとしたこと
 →何かを奪い、条件の達成と交換で返還するような魔法

7章

マレフィセントをモデルとするマレウスがオーバーブロットするものと予想される。
ユニーク魔法の由来については、以下のような可能性が考えられる。
・16の誕生日までに糸車で指をさして死ぬ、という呪いをかけたこと
 →時限つきの即死魔法
・茨の蔓で城を覆ったこと
 →物理防御を展開する魔法(場合によって攻撃も)
・竜に変身して戦ったこと
 →竜に変身する魔法
ただし「呪われる」「竜に変身して火をふく」は一般市民にも囁かれている噂であり、
過去にマレウスがユニーク魔法を披露したエピソードがあるのかもしれない。

(あおば)

併存バイオグラフィー! ーツイステッドワンダーランドの原典主人公たちー【随時更新】

ヴィランズと原典「主人公」が併存している

ツイステットワンダーランドにおいては、ディズニーヴィランズがグレートセブンと呼ばれ、「この世界にかつて存在した偉大なる存在」として尊敬を集めているようだ。

同時に、ディズニー映画(以下「原典」とする)においてヴィランズと対立した「主人公」サイドのキャラクターたちの存在や行動も伝わっており、ひとつひとつのエピソードは原典と矛盾がない。

この記事の内容は、筆者(あおば)のカードの収集や物語の進行に沿って、随時更新していく。

 

以下、ゲーム本編のネタバレありです。

 

 

不思議の国のアリス

アリス

・女王が「城に迷い込んだ子どもとクロッケーを楽しんだ」(ケイト おしゃべり3)

・「身長1kmの巨人が法廷で暴れた」と古文書に記されている(デュース おしゃべり4)

 

ライオン・キング

シンバ

・「変わり者のライオンが虫を食ってたらしい」(ジャック おしゃべり2)

 

ティモンとプンバァ

・イボイノシシは「ミーアキャットとコンビ」で「百獣の王の家臣だったとか」いうことで、夕焼けの草原では人気の動物だが、「詳しくはなんも伝わってない」(ジャック おしゃべり5)

 

【リトルマーメイド】

アリエル

・「海の魔女がした仕事の中で一番有名なもの」は「人魚と人間の恋愛を成就させようと、変身薬を作ったこと」(アズール おしゃべり3)

・「人魚のお姫様も、陸に上がってすぐは上手く歩けなかったんだって」(フロイド おしゃべり2)

トリトン

アトランティカ記念博物館に石像がある(3章27話などの背景)

 

【アラジン】

アラジン

・「ペテン師」が「王女と王様を騙して国を乗っ取ろう」としたが、砂漠の魔術師が国を守った。(カリム おしゃべり1)

 

国王(ジャスミンの父)

・砂漠の魔術師が仕えた王様は「絨毯乗りの名人」で、「鳥と追いかけっこしたり象の股下をくぐったりして遊んでたらしい」(カリム おしゃべり4)

 

【白雪姫】

白雪姫

・女王の城の井戸に「今すぐ誰かに愛してほしい…なんて願ったお姫様もいたとか」(エペル おしゃべり3)

 

狩人

・女王に仕えた狩人は「女王にも、己の心にも」「非常に忠実だったと伝えられている」(ルーク おしゃべり3)

・「狩人はいつも女王の命令に忠実に従った」が「時にはひどい失敗もしたらしい」(ルーク おしゃべり4)

 

7人の小人

・「7人のドワーフ」として伝承があり、ベッドに彫られたモチーフが伝わっている(ルーク おしゃべり5)

 

ヘラクレス

メグ

・「手下に美人な女性がいた」(イデア おしゃべり3)

 

【眠れる森の美女】

オーロラ姫

・「昔、とある国の姫は誕生のお祝いに3つの贈り物を授かったそうだ」「『美しさ』『綺麗な歌声』それから『強力な呪いを和らげる魔法』」(シルバー おしゃべり1)

 

オーロラ姫の父王

・「とある国では姫の誕生を記念して…国をあげての盛大な宴が催された」「しかし茨の魔女だけが招待されなかったらしい」(シルバー おしゃべり3)

・「昔、茨の魔女の呪いを恐れて国中の糸車を燃やした人間の王がいたという」

 

妖精

・「大昔、16年も魔法を使わず子育てをした妖精たちがいたと聞く」(シルバー おしゃべり4)

・「昔、3人の妖精の魔法によりとある城のすべての人間が眠りに落ちたと言われている」(セベク おしゃべり5)

・伝承では「ケーキを焼く前にクリームやろうそくを飾り付け」「卵2個を殻のまま生地に練りこんだ」(リリア おしゃべり5)

・「杖を一振りするだけで体の大きさを変えられた」(リリア おしゃべり6)

 

フィリップ王子

・「茨の谷には、濡れた服を木に干すと動物たちに持っていかれるという言い伝えがある」「大昔の実話だと言われている」(シルバー おしゃべり6)

・「茨の魔女は敵国の王子を城に招いてもてなした」(リリア おしゃべり4)

 

(あおば)

燦々スマイル!ーカリムについての考察ー

キャラ考察担当・みどりです。
今日は私の推しであるカリム君について!
私のガジェットケースにはカリム君の付箋をパッケージのまま、忍ばせています…。カリム君がいるだけで私は1日を乗りきれます…。
そんな魅力あふれる、考察ポイントもあふれる、カリム君について見ていきましょう。

目次
・入学経緯について
・モチーフはだれか
・描かれかた
・ユニーク魔法の活躍の場は?

◯入学経緯について
これは本当につい最近、5章で明かされましたね。Twitterでも随分話題になり、考察が飛び交っていました。5章未読の方はここからはお読みにならないことを推奨します。


カリム君が「選外漏れだか特例だかで」、1ヶ月遅れでナイトレイヴンカレッジにやってきたことが明らかになりましたね。
これは彼のモチーフも絡む問題ですが、ここではまず、それに対するジャミルの「自由になれるところだったのに」という発言に注目していきたいと思います。
スカラビア版CM(個人的には歴代CMで最高の絵コンテだと思います)の最後でジャミルが「これで俺は自由になれるんだ」と言いますよね。見たことない方はアニプレックスさんのYouTubeチャンネルで見られますのでぜひ。
4章で明らかになったように、カリムはジャミルにとって「足かせ」でした。カリム君がいる限り、ジャミルは本領を出すことができない、1番になれない、これがジャミルの抱える問題の中核にありました。
それを自分だけナイトレイヴンカレッジに入学することで、「(カリムがいない場所でなら俺は)自由になれたのに」と発言するのは大変自然な発想だと思います。
だとすると、「ジャミルを自由にしないこと=問題を肥大化させること=オーバーブロットさせること」こそが、ナイトレイヴンカレッジ学園長・クロウリーの狙いだったのではないでしょうか。
つまり、ジャミルをオーバーブロットさせるためのいわば「装置」として、カリム君は入学させられた可能性がある、と私は考えています。また、本編では「金銭的な援助を受けているので」、カリム君を寮長にしたと言っていますが、もし上述のような目的がそもそもあったのなら、これも「ジャミルの心の闇を肥大化させるため」に、カリム君を寮長に指名したというのが真実で、金銭云々は「表向きの理由」と考えられるでしょう。ともかく「アイツがいる限り、俺は一番になれない」という思いをジャミルに募らせる意図があったのではないか、ということです。
オーバーブロットとクロウリーの関係については、クロウリーの考察に譲りたいと思いますが、少なくともカリム君は「本来ナイトレイヴンカレッジに入学するはずがなかったのに、『学園側の事情(もしくは意図)で』入学することになった」というのは大きな情報でしたね。

◯モチーフについて
4章公開前はサルタン王なども候補に上がっていましたが、今となっては「アラジン」で間違いないでしょう。
理由はたくさんありますが、
・「アルアジーム」が「アラジン」のもじりと言える
・4章の「ドッカーーン!」前にみた、監督生の夢が、ジャファーがアラジンを追放するシーンだった
・魔法の絨毯になつかれている
の3点は大きな根拠と言えるでしょう。
他にも原典『アラジン』で、アラジンの言っていた台詞をカリム君が言っていたりもしますね。(アラジンがジャスミンに言う「僕を信じて」をなぞったと思われる、「オレを信じろ」です。4-9『星空ドライブ!』での台詞ですね。)

そうなると、ヴィランズを崇敬し、ヴィランズをモチーフに持つキャラの通う学校である「ナイトレイヴンカレッジ」に、ヒーローであるアラジンをモチーフとするカリム君はやはり来なかったはずの存在だし、来てもかなり「浮く」ことが想定されます。
実際、グリムなどには「ここでは珍しい『いいやつ』」と言われてますし、逆に同学年のラギーには、シルバーと合わせて「いらふわコンビ」(本人たちは天然でふわふわ、周りはイライラの意。レオナ式典服のパーソナルストーリー参照)なんて呼ばれています。
5章で登場するネージュ・リュヴァンシェが白雪姫モチーフであろうことを考えると、彼が通うロイヤルソードアカデミーは、ヒロイン・ヒーローキャラあるいは中立キャラ、要は「ヴィランズでないキャラをモチーフにしたキャラ」が通っていると推察されます。チェーニャも通ってますしね。
だから、本当はカリム君は、ロイヤルソードアカデミーに通うはずだったのではないでしょうか。

と、ここで「モチーフとなるキャラがヴィランズでないキャラ」が「ナイトレイヴンカレッジ」に在籍する場合に共通に見られる現象があります。
それは「設定のねじれ」です。
たとえばカリム君なら

アラジン…こそどろ、頭がきれる
カリム…富豪の息子、考えるのは苦手

という設定のねじれが見られますし、同じくヒーロー・ヒロインをモチーフとしていると思われるシルバーも、

オーロラ姫…16歳までに死ぬ呪いをかけられる
シルバー…17歳まで無事に生き延びている

という「設定のねじれ」が認められます。チェカ(モチーフはシンバだと設定資料集でも明かされています)も、原典『ライオンキング』ではスカーに復讐をしますが、ツイステッドワンダーランドでは「おじたん大好きっ子」ですよね。これも「設定のねじれ」かなと思うのですが…ただ、シンバは幼少時はスカーを信じているので、ちょっとカリム君やシルバーと同列に語っていいかは微妙なところです。
5章中編以降でネージュが実は腹黒キャラでした…というような展開にでもならない限り、基本的には「ヴィランズでないキャラをモチーフとする人物が、ナイトレイヴンカレッジに在籍する場合、『設定のねじれ』が起こる」、この理解でよいと思われます。

〇描かれ方
・赦しの心
カリムはかなりあっけらかんとした人物として描かれていますが、そこには深い赦しの心と慈愛があることが5章で分かりました。
「王様になったコソドロ」の話をするシーンで、カリムは「過ちに気づけたのに、名誉挽回のチャンスがないなんて。オレはそんなのヤダよ。」と語ります(5-34『挽回プリンス!』)。ここで彼が言う「過ち」は泥棒をしていたこと、つまり悪事を働いていたことです。カリムはホーム台詞(制服)で「ガキの頃から両手じゃ数えきれないくらい誘拐されてるからな。」という話をしています。つまり、アジーム家の跡継ぎとして、四方八方から幾度となく命を狙われていたわけです。それでもカリム君は「過ちに気づいて、名誉挽回するチャンスがみんなにあってほしい。そのためにオレは(誰かの過ちのために)死んではいけない」と考えているわけです。
5章でこの「慈愛」を知ったとき、私の涙はもう、もう、イグアスの滝でした。
これを慈愛と言わずして、なんと言いましょう。
カリム君の特技は「毒の鑑定」ですが、これについても「料理人や同じテーブルについてる誰かを疑いながら食べるより、美味しく食べたいじゃんか」という理由、そして上述の「(誰かの名誉挽回のチャンスを奪わないために)オレは生きていなければいけない」との思いで身につけた、と言っています。
スカラビア版CMはカリム君の「ジャミル、お前は絶対オレを裏切ったりしない」という台詞で始まります。それだけたくさん、カリム君は他者に裏切られてきたのでしょう。
それでも他者を信じようとする、信じていたい、そんな思いの強い子としてカリム君は描かれていると言えるでしょう。

・人を愛していたいカリム君
また、カリムはホーム台詞(制服)で「(弟がいっぱいいるから)年下の扱いは慣れているんだ」ということも言っています。また同じくホーム台詞(運動着)では「やっぱり年下って可愛いもんだよな。俺も今度実家に帰ったら、きょうだいみんなに会いに行こう」とも言っています。自分の命を狙うかもしれない兄弟たちを、カリムはそれでも愛しているわけです。
4章でもカリムは、ジャミルに裏切られたと知ってなお、「大好きだ」ということを止めませんでした。こうしてみると、彼の強い「他者を愛していたい」という気持ちが見てとれると思います。
4章でも寮生たちが、自分たちがカリムの優しさに助けられてきたことを回想するシーンがあります。イベント『フェアリーガラ』でも、具合が悪い妖精を助けてあげていました。助けてあげたいけど、どうしていいか分からなくてとにかくジャミルを呼んでくるあたりも含め、とても愛おしいシーンです。
本当にカリム君は、どこまでもどこまでも他者に好意的にありたいのだと思います。
その思いの強さは、イベント『星に願いを』で「みんなが幸せになれますように」と願ったほどです。
それが、「人が好きだから」なのか、それとも「愛されたいから」なのかは分かりません。
いずれにせよ、どこまでも他者を愛そうとし、宮沢賢治風に言うところの「全体の幸福」を願うカリム君を、私は推さずにはいられないのです。

〇ユニーク魔法の今後の活躍どころ
さて、そんなカリム君らしいユニーク魔法が「少しの魔力でたくさんのおいしい水を出せる」、『オアシスメイカー』です。
「少しの魔力で」というのがポイントですよね。4章でそうだったように、自分への負担は少ないまま、大量の水(しかも飲用可能)を出せるわけです。
まずひとつには5章での活躍が気になりますね。ここまでの流れでは前の章で監督生が問題解決に関わった寮の寮長たちが、問題解決の手助けをし、ユニーク魔法も活かしています。
5章前編ではひとまずダンス指南役として、監督生を助けたカリム君。『オアシスメイカー』はどのような活躍をするのでしょう。
やっぱりVDC会場で火事が起きてしまって、その消火活動にあたる、とかかな?
それともダンスの演出として、カリム君のユニーク魔法でシャワー降らせて「水もしたたるいい男×7」でもするのかな…ワク…ソワ…
ゆくゆくはデュースの「出でよ!大釜!」とコラボして、とてつもなく大きな(あるいは大量の)なにかを錬成する展開とかも見たいなと思っています。

【結論】
カリムきゅん、しあわせになって

私の願いはひとつです、はい。
以上、4章でカリム君のピュアネスと、ジャミル様の「俺だって一番になりたい」といういじらしさにスカラビア沼ドボーンした、みどりがお送りしました!
スカラビアはニコイチ…(み)

百獣レディーファースト! ―夕焼けの草原はどこか?―

ケイトによると、レオナの地元は「レディーファーストな社会というか、女性をすごく敬う文化がある」(ケイト・制服)。ラギーによれば「夕焼けの草原の女性は腕っぷしも強め」で「王宮の近衛兵も半分以上が女性」、「現場の訓練を見るたび、オレも、「女性には絶対に歯向かわないでおこう」って思う」(レオナ・式典服)とのこと。これが何を意味するのだろうか。

 

【① 平和な国であるor近衛兵が戦闘行為を行っていない】

女性の近衛兵というのは、さほど珍しくない。カナダやスウェーデン王室も女性を採用している。ただし、女性の戦闘員は稀である。女性兵士に対して戦闘任務を解放している軍隊を有する国は、世界でも圧倒的に少数である。

 

【② 女性がガチで強い(物理)】

女性が白兵戦に参加できない理由として、体格や体力そのものの性差を除くと、捕虜になった場合の安全確保の困難、負傷時に同じ隊の兵士が動揺すること、隊の中での性的暴行の横行、などが問題であるとされる。これらは全て、オスのほうがメスより2割ほど体が大きく力も強い、というヒトの生物学的特性に由来するのではないだろうか。もし、何らかの理由(夕焼け平原の大多数を占める獣人たちの体質の違いなど)で、女性が物理的に、男性と同等以上に屈強であるとしたら、前述の問題は解消される(そもそも発生しない)と想像される。

 

【③ 深刻な人手不足】

戦争を頻回に繰り返していたり、捕虜や奴隷として男手を失った集団は、やむなく女性兵士を前線に投入せざるを得ない場合がある。

 

19世紀に記録されている西アフリカ「ダホメー王国」の女性軍などは、王宮の護衛軍を女性が務めていたこと、奴隷として男性が多く略取されたことなどの影響から成立したと考えられている。このような場合、女性が男性からの支配を受けているような背景があれば特に、そこからの脱出を求めて従軍する女性兵士が増える。兵士として自立し、収入を得れば、”産む機械”扱いを免れられる、ということである。つまり、「女性が強いから」女性兵士を多く登用する可能性と、「女性が弱いからむしろ」女性兵士に志願するものが増える可能性の2方向が考えられるのである。

 

「女性をすごく敬う」「腕っぷしも強め」という表現が現実を適切に反映したものであれば、「女性が強いから女性兵士が多く登用されている」と理解することが適切であるであろう。

ここで、考えたいのは、

 

夕焼けの草原のモデルとなった国/地域はどこか?

 

ということである。

「サバナクロー寮」にはジャックなど夕焼け草原以外の出身者もいる。具体的に登場してはいないが、エペルがサバナクロー寮を希望していたことから、ヒトの寮生もいるものと考えられる。ゆえに、サバナクロー=夕焼けの草原ではない。だが、ここではまずサバナクローを考察の起点としたい。

語源は、その綴りから「サバンナ」+「爪」であろう。サバンナは熱帯の草原地帯を指す。もとはアフリカ中央の草原隊を呼んだ語であるが、南米にも同様の草原地帯が存在する。

ここから、まず、アフリカまたは南米のサバナ的草原地帯であると目星を付ける。ライオンもハイエナもいるんだからもうアフリカでええやん...という気もするが、一応確認しておこう。

南米は、主にスペインとポルトガルの植民地にされ、原住民の激減を受けて黒人奴隷が大量に流入した地域である。現地人のほかに、植民地時代の本国の人間、連れてこられた奴隷をルーツとする人々が多く住んでおり、現在では混血も進んでいる。

アフリカは、イギリス・フランス・ポルトガルを中心に植民地化の勧められた地域である。西アフリカを中心にフランスの植民地となっている。

さて、ここで、サバナクロー寮以外の「夕焼けの草原」出身者のことを思い出していただきたい。怪しげなフランス語を操る狩人、ルーク先輩である。ただの酔狂でフランス語を話している可能性もあるが、というかその可能性が高そうだが、もしかすると夕焼けの草原では”フランス語”が通じる可能性がある。

世界のフランス語圏を確認してみよう。ヨーロッパのほか、北米とアフリカ大陸の西側に広がっている。南米には、北東部に仏領のギアナという県があるが、ここは降水量が多く熱帯雨林であって、サバンナではない。サバンナで、かつ、フランス語圏であるのは、西アフリカのエリアである。

 

このことから私は、夕焼けの草原のモデルとして、ギニアニジェールなどの西アフリカの国々を挙げたいと思う。
ちなみに、前掲の女性軍を有したダホメー王国は、フランスに征服された後に共和国として独立し、現在のベナン共和国となっている。ベナン共和国公用語はフランス語である。

 

 

2020.11.1追記

カリムのスケアリードレスのストーリーで、ルークが「狼たちとは夕焼けの草原でよく戯れていた」と話している。

一般に、アフリカに「オオカミっぽいオオカミ」は生息していないが、近年までジャッカルに分類されていたCanis anthus(ゴールデンウルフないしキンイロオオカミ)が、やはり西アフリカからエジプトにわたって生息している。このことから、「西アフリカ」という仮説が支持される。

それにしても、ロア・ドゥールに金色の狼とはなかなか良い取り合わせではないだろうか。 

(あおば)