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【雑】もう一組の双子について

こんばんは。一人っ子のあおばです。
今日は双子についての雑学がてら、キャラ考察にも片足突っ込みたいと思います。

イデア バースデーカードのパーソナルストーリー中心にネタバレありです。

 

さて。

 

NRCの生徒には、双子と明言されている兄弟が一組いる。オクタヴィネル寮のリーチ兄弟である。

だが本記事で私はもう一組、双子がいるのではないかという疑念について検証したい。イグニハイド寮のシュラウド兄弟である。

 

双子とは、一人の母親の胎内で、同じ時期に発生した二人のきょうだいを指す。片方だけが早産になるなどの理由で、誕生日が数週離れてしまうこともあるが、このようにして誕生日が異なる場合も、生物学的には双生児とみなす

 

一つの受精卵が二つに割れて多胚化する一卵性双生児と、別々の受精卵がそれぞれ着床して発生する二卵性双生児がある。

一卵性双生児の場合、原則的には同一の遺伝情報を持つので、同性の双子となる。容姿もよく似ている。しかし、遺伝によらない部分(指紋や得意科目)では違いが出る。有名なところでは、芸人の「ザ・たっち」の二人が、一卵性双生児である。

さらに「ザ・たっち」の二人は、一卵性双生児の中でも特に「ミラーツイン」と呼ばれるタイプの双子である。受精卵の発達がある程度進んでから2つに分かれた一卵性双生児の一部は、利き手やつむじの向きなど、おもに外胚葉由来の要素、つまり「外見および脳」が左右入れ替わったように形成されることがある、というのだ。この特徴が強く表れれば、二人の姿はちょうど鏡写しのように、左右逆転した状態になる。外向的か内向的かなど、遺伝的な要素が大きいとされる性格の要素が、その他の一卵性双生児と異なって「逆に」表れることもあるという。

 

さて、リーチ兄弟を見てほしい。オッドアイの左右が逆、髪のメッシュの位置が逆、さらに利き手が左右逆である。性格もまあまあ対照的。かなり意図的に、ミラーツイン的な描かれ方をしている。ただしその他に、つり目・垂れ目の違いや、歯の形の違いなど、遺伝的要素によると考えられる差異があるので、設定上は一卵性ではなく、二卵性に近い双生児なのかもしれない(人魚に単体多胎の発想があるのかどうかわからない、そもそも胎生なのかどうか...)。

 

さて。

なぜ私が、シュラウド兄弟が双生児であると考えたかについて、である。

 

根拠はイデアのパーソナルストーリー(バースデー 3話)である。

インタビュアーに「誕生日の思い出を聞かせてください」と振られたイデアが、「両親からのプレゼントはゲームが多かった」「もらった日は大喜びでオルトと一緒に遊んだ」「小さかったころはいつも僕が勝ち越しちゃってさ、ま、拙者天才ですから」と語り、負けて悔しそうにするオルトのために、テクニックがなくても勝てるようなアナログのゲームで遊ぶようになった、と述べた。オルトが勝てるようにしたことについて、インタビュアーに「優しいんですね」と言われたイデアは、「ま、まあ誕生日だし……一応兄だし…………。」と応答する。

年齢が離れていれば、「小さいころ」に兄が勝ち越すのは、天才だからではなく、兄の方が発達が進んでいるからだ。わざわざ「天才だから」勝ち越すというのは、つまり、兄弟の発達に差がないという前提を示していないだろうか。なぜ「誕生日だし」という理由で、弟のオルトが勝てるよう配慮するのか。「自分の誕生日はオルトの誕生日でもある」とは受け取れないだろうか。

 

オルトの設定資料を見てみよう。誕生日は8/14である。兄のイデアが12/18であることを鑑みると、ヒトとしては「分娩が2回に分かれてしまった双生児」とするには不自然な離れ具合である。ただし、オルトの誕生日は「今のオルト」の製造年月日である可能性がある。

オルトとイデアの髪色・目の色は同じだが、これも「そう作っただけ」かもしれない。

問題は利き手である。イデアの利き手は左、オルトの利き手は右である。ロボットとしての利便性を追求するならば、両利きに設定する方が合理的なはずだ。そもそもビームを発射できたり、アタッチメントを交換したりできるように作製しておいて、利き手もなにもない。そこにわざわざ「右利き」という形質が付与されているのは、イデアが「自分とは何もかも鏡写しの」双子の弟の形質を懐かしんで、わざわざ引き継がせたからではないだろうか。

 

 

みどりによるオルト考察はこちら

 https://aoba-midori.hatenablog.jp/entry/2020/11/06/194129